団塊世代のセカンドライフ(退職・退職金)

団塊世代セカンドライフを考えるにあたって、
退職金の活用法は、最も大きな問題かもしれません。

退職金を預貯金しておくだけでいいのでしょうか?
それとも、退職金の有効活用を考えるべきでしょうか?

ちょっとした工夫・知識があれば、
あなたの退職金が、これからのセカンドライフを大いに助けてくれるはずです。

団塊世代のセカンドライフ(退職・退職金)---団塊世代のセカンドライフ(株・株式・株式投資)

団塊世代のセカンドライフ(不動産マンション投資)---団塊世代のセカンドライフ(投資信託)

「住宅ローン」が残っている場合

団塊世代セカンドライフを始めるにあたって、
もしも「住宅ローン」が残っているなら、
まずは、これを何とかしたいところです。
(とりわけ、金利が、市中金利に連動するタイプの場合は、すぐにでも)

つまり、
退職金で一括返済するとか、
あるいは、一部を繰り上げ返済するとか、
いろいろと方法はあります。

では、なぜ「住宅ローン」を片づけてしまうことが重要なのでしょう?

キーワードはインフレです。

2006年3月、
日銀の量的緩和政策が解除されました。

量的緩和政策とは、
金融機関が持っている国債を日銀が買い取ることで、
銀行の資金を増やし、
結果として、市場にお金をじゃぶじゃぶ流す政策のことです。

しかし、ご存じのように、
あまり効果の上がらない政策でした。

けれども、
同時進行で推進された、規制緩和、金融自由化、
などの効果があったのかどうか、
とにかく、景気が回復の兆しを見せ始めたために、
2006年3月、量的緩和政策が解除されたのでした。

これにより、
今後は、銀行の定期預金の金利が上がり(すでに上がっている)、
それにともなって、
住宅ローンも上昇の道を歩み始めています


あなたの抱えている「住宅ローン」が、
長期の固定金利で、
しかも、その金利が、低い数字のものであるなら、
べつにあわてて対処する必要もないでしょう。

しかし、
市場の金利に連動して返済額が変わるローンであるなら、
今後は、返済額が低くなる可能性は非常に少なく、
むしろ、上昇していく過程にあると見るべきです


それゆえ、
退職金という、まとまったお金を手にした(手にする予定の)あなたは、
まず、まっさきに、
「住宅ローン」に片を付けるべき時なのです。

Kさんのポートフォリオ

上の項では、
「住宅ローン」について集中的に記しましたが、
もっと総合的に、多角的に、退職金の資金運用について考えてみましょう。

まずは、具体例を見る方が早いでしょう。



<K氏のポートフォリオ>

※「ポートフォリオ」とは、資産運用のチャートみたいなもので、要は、資産の分散方法とか、組み合わせを、わかりやすくまとめたものです。

(データ)K氏は、民間企業を退職したばかりの60歳。
退職金は、税引き後の手取りで、2700万円(けっこういい額かも・・・)。
住宅ローンの残が310万円。

○株式  250万円
○普通預金  270万円
○変額個人年金  280万円
○住宅ローンの一括返済  310万円
○変動性定期預金  330万円
○不動産投資  500万円
○投資信託  760万円


以上、総計2700万円です。

さて、K氏のポートフォリオは、
老後の資金運用における3つの鉄則を踏まえています。

(1)変動金利の借金はすみやかに返済する
(2)預金はモノに変える
(3)長期分散投資


この3つです。

(1)は、K氏の場合、「住宅ローン」です。
K氏の「住宅ローン」は、変動金利なので、
今後、返済額が、インフレの進行にともなって、
上昇していく可能性が高いので、
退職金で一括返済してしまうわけです。
これをしておかないと、
たとえ他の資産運用で運用益が出たとしても、
ローン返済の上昇分によって、運用益が相殺される可能性が大だからです。

(2)の、預金はモノに変える、というのは、
ズバリ、不動産投資のことです。
土地を買ったり、ワンルームマンションを買ったりすることです。
近年注目されているものに、
マンション投資があり、
これは、退職金の一部を頭金にして、
不足分は融資を受けて、
ワンルームマンションを購入するのです。
これを人に貸し、家賃収入を得る、というもの。

もちろん、これには「空室リスク」がともないますが、
預金をモノに変えて運用するのは、
インフレ時における定石の1つです。

(3)の長期分散投資ですが、
文字通り、長期にわたった運用をすることで、
短期的な投資にありがちな、
大儲けか大損か、というバクチ的要素を払拭するのです。
また、投資先を分散することで、
一方で損したけれど、もう一方で得した、
というような安定的な運用が望めるわけです。

具体的な投資先としては、
投資信託、株、変額個人年金などがあります。

このように、
団塊世代セカンドライフを送るにあたって、
基本的な知識を整理してみました。
インフレが進行する状況では、
ただ漠然と預貯金しておくだけでは、
資産の損失を招くことにもなりかねません。
なぜなら、インフレになると、
金利が上がり、
預貯金は、高い利息を得ることになるわけですが、
上がるのは金利だけではありません。
モノの値段も上がっていきます。
すると、数字上は「元手が増えた」ことになっても、
実質的に、ほとんど増えていないか、
場合によっては、目減りしていることにもなるのです。

退職金の運用が重要なのは、
こうした理由からです。


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