妊娠中の食事


(妊娠の全期間にわたる食事で注意すべきこと)
妊娠中は、つぎの4点に注意して食事をするようにしましょう。

・栄養のバランスの取れた食事
テレビ番組などで、「妊娠中は、これがいい」などと放送されると、
その食品ばっかり食べる人もいるようです。
しかし、どんなにすぐれた食品でも、
それ1点だけですべての栄養がまかなえる食品は、
この世に存在しません。

・貧血予防になるものを多めに食べる
鉄、ビタミン、良質のタンパク質など。

・肥満の防止に気をつける
つわりの反動で、食べ過ぎて太る人がいるようです。
また、妊娠中は赤ちゃんの分と合わせて2人分が必要、
だなどといってたくさん食べるいいわけにする人もいます。
しかし、2人といっても、
赤ちゃんの体の大きさを考えてください。
生まれたての赤ちゃんが2500〜3000グラム程度なのですよ。
多く見積もっても、1.1人分といったところです。

太ると、腰痛などさまざまな弊害が出てきます。

・妊娠高血圧症候群の予防
塩分と主食は控えめにして、

良質のタンパク質、カルシウムを多くとること。




【目次】

|--妊娠とつわり
|--妊娠の判定
|--妊娠と産み分け
|--妊娠中の食事
|--妊娠と糖尿病(妊娠糖尿病)
|--妊娠の安全日
|--着床出血と妊娠検査薬


(6つの基礎食品)
妊娠中の食事は、
下記の6種類の基礎食品を組み合わせて、
バランスのいい食事になるよう心がけましょう。

第1群
魚、肉、卵、大豆

第2群
牛乳、乳製品、骨ごと食べられる魚

第3群
緑黄色野菜

第4群
その他の野菜、果物

第5群
米、パン、めん、いも

第6群
油脂

<母子健康手帳より抜粋>

※※※
牛乳は、体質に問題なければ、
1日に200〜300ミリリットル(妊娠前半期)、
1日に400ミリリットル(妊娠後半期)を目安に。






(つわりの時期の食事)
つわりは妊娠の兆候のひとつでもあり、
月経予定日を2〜3週間過ぎた頃に発生します。
たいてい、吐き気、食欲低下、
食べ物の好みの変化、といった症状が出ますが、
もちろん、個人差があります。
そして、たいていは、2〜3週間するとおさまるようです。

まず、つぎのような考え方は、間違っているので、
きれいさっぱり捨て去ってください。

「つわりでものが食べられないと
お腹の胎児の発育に影響するのではないか」

ということをしきりに心配する人がいますが、
これは間違いです。

つわりの時期の胎児の体重は、
30グラム〜100グラム程度です。
こんなに軽い重さの生き物が、どうして栄養失調になりますか?
あり得ない話です。

したがって、つわりになったら、
ひたすら、自分自身の体力のことだけ考えればいいのです。
体力が落ちない程度の食事で充分です。

つわりのときは、
栄養バランスなど無視してかまいません。
「食べたいものを食べたいときに食べられるだけ」
を心がけましょう。

とりわけ、
つわりの吐き気は、空腹になると強くなるので、
1日に何回でもいいから、
こまめにものを食べましょう。
そして、
どんなに吐き気がしても、これだけは何とか食べられる、
という食品を発見し、常にそれを携行してください。
朝起きてフトンのなかで食べてもいいのです。

この時期は、何でもアリ、とお考えください。

この時期に食べずにいると、
便秘になることもあり、
つわりの症状をさらに悪化させたりします。

かとにかく、口にできるものは何でもかんでも食べること。



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