妊娠と糖尿病(妊娠糖尿病)


持病として糖尿病があった人が妊娠すると、
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や
羊水過多などにかかりやすくなり、
赤ちゃんの発育に影響する可能性があります。

また、糖尿病のママからは巨大児が生まれやすく、
また、重症になると、胎盤機能が低下し、
今度は反対に、小さな赤ちゃんが生まれやすくなります。

したがって、
糖尿病の持病があって妊娠した人は、
妊娠中も専門医の指導を受けることが必須となります。
食事制限やインスリン注射で血糖値をコントロールします。

それから、
妊娠を期に、糖尿病になる人もいます(妊娠糖尿病)。

糖尿病は、慢性化すると完治せず、
一生つき合っていかなければなりません。





【目次】

|--妊娠とつわり
|--妊娠の判定
|--妊娠と産み分け
|--妊娠中の食事
|--妊娠と糖尿病(妊娠糖尿病)
|--妊娠の安全日
|--着床出血と妊娠検査薬


(そもそも糖尿病とは?)
人間の膵臓(すいぞう)からは、
インスリンというホルモンが分泌されています。
このホルモンが不足して起こる代謝異常が、
糖尿病です。

糖尿病には、
インスリン依存型とインスリン非依存型の2タイプがあります。

インスリン依存型の糖尿病は、
15歳以下のこどもに多く見られます。
原因不明で、予防法も確立されていません。
ただし、発病後すぐに治療を始め、
インスリンを毎日注射し続けることで、
健康を維持することが可能です。

もう一方のインスリン非依存型の糖尿病は、
日本の糖尿病患者の90%がかかっているタイプで、
代表的な成人病の1つでもあります。

非依存型の特徴は、
肥満や過食、運動不足、疲労、ストレス、ホルモンの病気、
といったものが原因で発症し、
また、遺伝的要素も考えられます。
女性の場合は、
妊娠がきっかけで発病することもあります(妊娠糖尿病)。






(非依存型の糖尿病)
非依存型の糖尿病では、
初期段階は無症状であり、
進行するにつれて、多尿、だるさ、のどの渇きといった症状が出てきます。

こういった症状を放っておくと、
代謝異常を起こし、
血糖値あるいは中性脂肪値が高まって、
やがて恐ろしい合併症が発生します(数年後)。

ここでいう「恐ろしい合併症」とは、
神経障害のことで、
足先のしびれなどがあり、
もしも傷がついてこれを放っておくと、
壊疽(えそ)を引き起こします。
こうなると、足を切断しなければならないことに。

さらに、網膜症を患って、やがて失明したり、
肝炎にかかり、尿毒症や肝不全になることもあります。

怖い病気なのです。

いずれにしても、治療は、
食事療法によって血糖をコントロールします。
初期の段階なら、
1〜2週間で回復します。

他の治療としては、
血糖降下剤を服用したり、
運動療法をしたり、
といったものが効果が確認されています。

こうした治療を続けることで、
日常生活が維持でき、
妊娠中なら、インスリンを投与することで、
出産もできるようになります


ともかく、
糖尿病は1人では対処不可能であり、
必ず専門医の治療を受ける必要があります。



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