子宮肉腫

子宮肉腫とは?

からだにできる腫瘍(しゅよう)には、
良性のものと悪性のものがあります。

悪性腫瘍のうち、
からだの組織の表面の細胞(上皮細胞/じょうひさいぼう)が悪性化したものを「がん」と呼び、
内部の細胞が悪性化したものを「肉腫(にくしゅ)」と呼んでいます。

したがって、骨にできた悪性の腫瘍は、
「骨がん」とは呼ばずに「骨肉腫」と呼ぶのです。
(骨の表面に腫瘍ができるのではないから)

さて、子宮の場合、
良性腫瘍が、「子宮筋腫」で、
悪性腫瘍が、「子宮肉腫」です。


子宮肉腫の症状

子宮肉腫だけに特徴的な症状というのはありません。

子宮がんなどと同じ様な症状です。
たとえば、不正出血腹痛
下腹部の違和感などです。

子宮肉腫は、外見上、子宮筋腫と似ているために、
区別しにくいのが実状です。

しかし、違いもあります。
子宮筋腫は、だんだん腫瘍が大きくなるけれど、
子宮肉腫は、急激に大きくなります。
また、子宮筋腫は、閉経すると縮小していきますが、
子宮肉腫は、閉経後も大きくなっていきます。

子宮肉腫の悪性細胞は、組織の内部に発生するので、
細胞診や組織診では、簡単に発見できません。
CTとかMRIを使っても、肉腫の確実な診断は困難です。
さらに、肉腫に特有な腫瘍マーカーもまだ発見されていないのです。

子宮肉腫の治療は、子宮を摘出するのが基本です。
放射線治療は、効果が期待できません。

早期発見がとても困難な病気で、
治癒率は、初期で約50パーセント、
全体では30パーセント台と、かなり低いのが実状です。

ただし、子宮肉腫は、たいへん珍しい病気であるのも事実です。
女性性器に発生した悪性腫瘍のうち、わずか1パーセント前後といわれています。


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